愛車にピッタリのホイールナットの選び方と注意点を解説

車のカスタムの中でも、ワンポイントのオシャレとして気軽に装着できるのが“ホイールナット”です。

カラーリングや素材、価格など、その種類はさまざまで、どれを選べばいいのかよくわからないという人も少なくないでしょう。

結論から言うと、ホイールナットはサイズや形状さえ合っていれば、基本的にどの種類を選んでも構いません。

とはいえ、ホイールナットはタイヤを締め付けるための重要な部品です。誤った装着をしたり、無理に装着したりすると安全に関わります。

そこで今回は、ホイールナットの種類や正しい選び方、おすすめのホイールナットをご紹介していきます。ぜひ参考にしてみて下さい。

ホイールナットの選び方

まずはホイールナットの選び方を解説していきます。

ホイールナットには、確認しておきたいサイズが3つあります。

  • P・・・ピッチ(ネジ山の間隔)
  • M・・・ネジ径(ネジ穴のサイズ)
  • HEX・・・ナット径(ナット頭部の2面幅)

 

一般的にホイールナットのサイズは“M14×P1.5”や“M12×P1.25”などと表記され、「M」はネジ径、「P」はピッチ(ネジ山の間隔)、を表します。

ナット径はナット頭部の2面幅の大きさで、「〇〇HEX」と表記されます。ナット径はメーカーや車種によって異なり、19もしくは21(どちらもmm表示)どちらかであることがほとんどです。

ちなみにHEXは六角形(ヘキサゴン「hexagonal」)という意味です。

ピッチ「P」とネジ径「M」さえ間違わなければ、ナット径は変わってしまっても問題ありません。

まずは車種に適合するピッチとネジ径を確認しよう

多くの場合、メーカーごとにピッチとネジ径が決められています。

ホイールナットのサイズの一例

  • トヨタ:M12×P1.25
  • 日産:M12×P1.5
  • スズキ:M10×P1.25

 

車種の年式によって同じメーカーでもナットサイズが違う場合があります。

以下の適合表を参考に、ご自身の車種とホイールナットのサイズを確認してみてください。

メーカー別ピッチとサイズ一覧

ホイールナットの形状について

 

適合サイズが分かったら、次はホイールナットの形状を確認します。

ホイールナットの形状、いわゆる「座面」は、ホイールとナットが接触する部分です。この形状が異なる組み合わせを選ぶと、きちんとホイールナットが締め付けられません。

どの形状を選べばいいか分からない場合は、装着されているホイールナットを直接確認してみましょう。

ホイールナットの形状は、

  • テーパー型
  • 球面座型
  • 平座型

の3つがあります。

テーパー型

テーパー型は、座面がまっすぐで、横から見ると斜めにカットされた形をしています。多くの社外ホイールで採用されており、最も一般的な形状です。

球面座型

球面座型は座面が丸くなっているホイールナットです。ホンダ純正ホイールに採用されています。

また、ホンダの純正社外ホイール「モデューロ」も同様に球面座対応のホイールが使われています。

ホンダ車の場合、ホイールの座面形状をよく確認した方が良いでしょう。

平座型

平座型は座面がまっすぐでホイールの接触面も平たい形状をしています。

トヨタ純正、日産の高級車の一部、古い三菱車に採用されていた形状で、現在ではトヨタ以外ではほとんど見かけない形状です。

トヨタの純正ホイールに取り付けるホイールナットを選ぶ場合は注意しましょう。

貫通型と袋型はどちらを選べばいいの?

ナットの頭部からハブボルトが見える「貫通型」のホイールナットと、ハブボルトが見えない「袋型」のホイールナットは、以下のメリットがあります。

  • 貫通型・・・ハブボルトが長くても使用できる
  • 袋型・・・ハブボルトをサビから防ぐことができる

貫通型のホイールナットは文字通り頭部が貫通しているため、長いハブボルトを持つお車にも使用できます。

また、取り付け後の全体の高さも抑えられるため、ホイールキャップを装着するお車にもおすすめです。

 

※貫通型のホイールナットについてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。

→貫通ホイールナットの特徴とは?メリット・デメリットや注意点を解説

 

袋型のホイールナットは頭部が覆われているため、ハブボルトが露出しない構造をしています。

ハブボルトが露出していると、冬場の路面では除雪剤の影響でサビてしまうことがありますが、袋型のホイールナットを使用していれば問題ありません。

ホイールナットの素材について

カスタム重視でホイールナットを選ぶのであれば、素材にもこだわりたいところです。

ホイールナットで使われている素材は、主に次の3種類があります。

  • スチール
  • アルミ合金(ジュラルミン)
  • チタン

 

それぞれにメリット・デメリットがあります。特性を見極めた上で自分にぴったりの素材を探しましょう。

スチール

最も一般的なホイールナットです。デザイン性に富んだ商品は少なく、ドレスアップ効果は少なめですが、強度が高く、コストが安いのが特徴です。純正ホイールナットの多くがスチール製を採用しています。

豊富な種類が販売されているため、特にこだわりが無ければ、スチール製のホイールナットを選んでおけば問題ないでしょう。

アルミ合金(ジュラルミン)

アルミ合金ナットは、軽量かつカラーバリエーションが豊富で、ドレスアップに向いています。

ただし、スチール製のホイールナットと比べて強度が弱く、割れや、ネジ山の変形が起きやすい特徴があります。

また、スチールと比べて熱膨張率が高いため、ブレーキの熱を多く吸収し、次第に熱に負けて変形することもあります。

本格的なスポーツ走行やオフロード走行をする方には向いていませんが、デザインが優れているため、ドレスアップ目的の方におすすめです。

チタン

チタンナットは軽量かつ高強度で、アルミ性のホイールナットのように熱変形が起きることもありません。

また、高温になると独特な焼き色が付くため、デザイン性も高めです。本格的なスポーツカーのドレスアップともマッチング性が抜群です。

ただし、チタンは希少金属でもあるため、価格は高めです。中には1台分で3万円以上する商品もあり、ホイールナットとしてはかなり高価な部類に入ります。

ホイールナットの長さについて

ホイールナットは素材以外にも長さも選べます。

ホイールナットの長さはホイールナットの穴の深さによって決まりますが、極端に長かったり、短かったりしなければ、お好みの長さのものを選んでも問題ありません。

  • ショートタイプ
  • ロングタイプ

 

この2種類があるため、それぞれ特徴をご紹介していきます。

ショートタイプ

ショートタイプのホイールナットは、ホイールの穴が浅く、ナットの頭がはみ出しやすくなります。

装着後にナットが出っ張ることがないため、ホイールナットを目立たなくしたい時や、ホイールキャップを使用する時に最適です。

ロングタイプ

ロングタイプはホイールの穴が深い時に使用します。

ショートタイプでは穴が深くてタイヤ脱着時に手で回せないような時でも、ロングタイプを使えば簡単に素手で回せます。

ただし、ホイールナットは車体からはみ出ると車検に通りません。ロングタイプを選ぶ時は注意が必要です。

純正ホイールナットと社外ホイールナットの違い

純正のホイールナットと社外のホイールナットは基本的に大きな違いはありません。

ただし、純正のホイールナットは純正ホイールにピッタリ合うように作られているため、信頼性は抜群です。

一方社外ホイールナットは形状や素材、デザインやカラーが沢山あります。また、ものによっては純正品と同等のクオリティで低価格なのもあります。

ホイールとナットの座面の形は絶対揃えよう

ホイールナットを選ぶ際は、サイズや長さ、材質だけでなく、座面の形状も確認する必要があります。

前半部分でもご紹介したように、座面の形状は3種類あります。

  • テーパー座
  • 球面座
  • 平面座

球面座のホイールにテーパー座のホイールナットを使用したり、その逆を行ったりすると、ホイールナットとホイールの間に隙間ができて、正しい力で締め付けられなくなることがあります。

そのまま走行を続けるとホイールが外れる危険がありますし、ホイール自体を損傷させてしまうこともあります。座面の形は必ず合わせるようにしましょう。

ロングタイプはホイールからはみ出ていないかチェック

ロングタイプのホイールナットは、車体からはみ出していないか確認する必要があります。

もし車体からはみ出ていると車検に通らなくなりますし、車体から突起物が出ていることになるため大変危険です。

ロングタイプのホイールナットを選ぶ時は、あらかじめ取り外したホイールナットのナット長を測り、それと比べて何mm程度出っ張るかを確認しましょう。

冬用ホイールへの貫通タイプはおすすめできない

雪が降る地域に限りますが、冬タイヤ用のホイールに貫通ナットを使用すると、融雪剤によりハブボルトが腐食してくるため、あまりおすすめできません。

純正ホイールをしっかり装着したいのであれば純正ホイールナット、それ以外の方は社外ホイールナットを選ぶのがおすすめです。

ホイールナットを選ぶ時の注意点

仮にホイールナットのサイズが合っていたとしても、ホイールとのマッチング性が悪いと、正しく取り付けられません。

ここでは、ホイールナットを選ぶ時の注意点もご紹介していきます。購入前に確認しておきましょう。

おすすめホイールナットメーカー

ここからはおすすめのホイールナットメーカーをご紹介していきます。

Deepa 

Deepaのホイールナットはキレイなメッキ加工が施されていながら、低価格であることが特徴です。

国産車はもちろん、一部のアメ車にも対応したホイールナットも取り揃えています。

しかもDeepaのホイールナットはすべてPL保険加入済み。6か月の製品保証も付いており、返品・返金にも対応しているため安心です。

安くておしゃれなホイールナットを探している方は、ぜひDeepaから探してみてください。

→Deepaでホイールナットを探す

おすすめ商品1 M14×1.5 ホイールナット 20個 19HEX

こちらはレクサスやランクル、タンドラなどの大型車対応の19mmホイールナットです。

基本的に大型車はハブボルトが太く、それに合わせてナット径も大きくなりがちですが、本製品はナット径が19mmと一回り小さめです。

穴径の小さいデザインホイールにもマッチするため、小さいホイールナットを探している方にもおすすめです。

おすすめ商品2 Deepa 1/2-20 ホイールナット テーパー 19HEX 20個

アメ車に適合するHEX19ミリのホイールナットです。シボレー、フォード、GMの多くの車種にマッチする製品で、ブラックカラーが格好良さを演出します。

アメ車用のホイールナットは高価なものが多いですが、3,000円台でアメ車用のホイールナットが手に入るのはかなりお得です。

DIGICAM TITANIUM RACING NUT

DIGICAMのチタンレーシングナットは、64チタン合金を使用したレーシングナットです。

高強度かつ軽量を実現したこのホイールナットは、レースユーザーやドレスアップユーザーまで幅広く対応しています。

しかし、最高級素材を使用しているため、他の人とは被らないこだわりのホイールナットを求める方におすすめです。

自分にピッタリのホイールナットを見つけてカスタムを楽しもう!

ホイールナットは気軽にカスタムを楽しめる自由度の高いパーツです。サイズや形状さえ間違わなければ、誰にでも簡単にカスタムできるのがポイントです。

「ちょっと普段と違う気分で車に乗りたい」

「社外ホイールをもっと格好よく履かせたい」

ホイールナットのカスタムはこんな希望を叶えてくれます。

 

当社Deepaでも様々なタイプのホイールナットを販売しています。

Deepaから販売しているホイールナットは純正品ではございませんが、純正ホイール同等の強度を持ちます。

しかも純正のホイールナットと比べて値段が安く、コストーパフォーマンスに優れたものばかり。万が一不具合があった際は返品、返金のご対応も行っておりますので、安心してお買い求めいただけます。

→Deepaでホイールナットを探す

また、Deepaの公式LINEでは、お車への取り付けサポートも行っております。お気軽にご登録、ご相談ください。

公式LINEからお問い合わせ

 

ぜひ自分にピッタリのホイールナットを見つけて、愛車のカスタムを楽しんでみて下さい。