車を運転していて、エンジン音や風切り音などの騒音が気になると、ドライブに集中できないという方もいるでしょう。
そんなときはデッドニングを行うことで、車の静音化が可能です。
しかし、デッドニングを行うにあたって、自分自身でDIYできるのか、費用はどのくらいかかるのかなどが気になるところです。
そこで今回は、車を静音化できるデッドニングの効果やプロに依頼する場合とDIYする場合の費用相場、作業手順などについて解説します。
車の騒音にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
車の静音化対策が可能なノイズや騒音の症状例
車に乗っていて、以下の悩みを感じていませんか?
- ロードノイズが気になる
- エンジン音が気になる
- 風切り音が気になる
- ビビリ音・きしみ音が気になる
- スピーカーの音質を改善したい
これらのノイズや騒音は静音化対策が可能な症状です。
まずは、各ノイズ・騒音の特徴や原因についてご紹介します。
悩み①:ロードノイズが気になる
ロードノイズとは、車が走行中にタイヤから発生する音のことを指します。特に高速道路や舗装が不十分な道路を走るときに顕著です。
このノイズの主な原因は、タイヤと路面の摩擦です。路面の凹凸がタイヤを通じて車内に伝わり、「ゴー」や「カー」といった音が生じます。
また、タイヤの空気圧が適切でなかったり、タイヤが摩耗していたりするとロードノイズが増えやすいです。
さらに、舗装が不完全な道路や雨天時の走行では、砂利や水しぶきがタイヤによって巻き上げられ、異物が車体に跳ねることで音が発生し、それが車内に伝わることもあります。
悩み②:エンジン音が気になる
エンジンは多くの部品で構成されているため、内部の摩擦音や発火時の音が主な騒音の原因です。
特にディーゼル車は、大量の空気を圧縮し、そこに燃料を噴射して自己着火させるため、強い振動が発生しやすく、騒音が出やすくなります。
また、エンジンの騒音は音の種類によって原因が異なります。
例えば、「キュルキュル」という音がする場合、エンジン周辺のベルトの緩みや劣化が主な原因です。
また、「ゴロゴロ」や「ガラガラ」という音は、エンジンオイルが不足しているサインでもあります。
このように、エンジンの劣化や不具合が原因で異音が発生することもあるため、異音が気になる場合は早めに点検することをおすすめします。
悩み③:風切り音が気になる
風切り音は「ヒューヒュー」とした音が特徴で、車のドアの隙間から聞こえます。これは、高速走行中に車体周りの気流が乱れることで発生する音です。
車内で風切り音がする原因は、ドアの隙間を防ぐゴムの不具合が考えられます。
この音を防ぐためには、ゴムを交換するか、新しいゴムを追加することが効果的です。
悩み④:ビビリ音・きしみ音が気になる
走行中に「ビビビ」や「ジジジ」「カタカタ」という音がする場合、ビビリ音やきしみ音の可能性があります。
これらの音は、主にダッシュボードやドア、ハッチから聞こえてきます。
ダッシュボードから音がする場合、フロントガラスとの隙間が原因でガタつきが起き、騒音が発生していることが考えられるでしょう。
ドアやハッチから音がする場合は、内部の備品や配線がぶつかることで摩擦音が発生している可能性が高いです。
悩み⑤:スピーカーの音質を改善したい
走行中にカーオーディオで音楽をかけても、快適に聞こえない場合があります。
これは、車内で音が反響したり、他の騒音によってスピーカーの音がかき消されたりするためです。
車内で音が反響する主な原因は、ドア内部に軽量化のために開けられた多数の穴です。これらの穴から音が漏れ、スピーカーの音質が低下します。
さらに、走行中にはロードノイズや風切り音などのさまざまな雑音が車内に響きます。
これらの雑音がスピーカーの音と重なり、音が聞こえにくくなってしまうのです。
デッドニングは本当に車の静音化に効果的?
デッドニングとは、車の鉄部分にデッドニング材を貼り付けて、振動や音を吸収することで車内の静音化を図る方法です。
この手法により、騒音の吸収だけでなく、音の反響を抑えることができるため、スピーカーの音質向上にもつながります。
デッドニング材の効果は、研究機関の試験でも確認されています。
以下がその試験結果のグラフで、縦軸の「損失係数」はエネルギーをどれだけ吸収するかを示す値です。
この値が1に近づくほどエネルギーの吸収性能が高く、振動や音の軽減効果も高くなります。
また、グラフの横軸が並行移動するほど、エネルギー吸収性能が安定していることを示し、車内の静音性が保たれます。
デッドニングによって得られるメリット
車の静音化対策にデッドニングを行うことで得られる主なメリットは以下のとおりです。
- 制振効果による振動の軽減
- 吸音効果によるノイズや騒音の低減
- バッフル効果による疑似的なスピーカーボックス化
ここでは、上記のメリットについて詳しく見ていきましょう。
制振効果による振動の軽減
デッドニングには、振動を抑える制振効果があります。制振材や防振材を使うことで、ボディに伝わる振動を軽減することが可能です。
車は空洞になっている部分があり、そこを通じてエンジンをかけたときや走行中に振動が伝わり、それがノイズとなって発せられます。
そのため、車自体の振動を抑制することで、摩擦が原因で発生するロードノイズを軽減することが可能です。
また、スピーカーから発せられる振動も吸収できます。それによってノイズが減るので、良好な音質で音楽を聴けるようになるメリットもあります。
吸音効果によるノイズや騒音の低減
デッドニング材は、車の振動だけでなく、走行中に発生するエンジン音やロードノイズ、風切り音などの騒音を吸収する効果もあります。
これにより、ノイズが軽減され、ドライブの快適性が向上するでしょう。
制振材や防振材を使用することで、車の振動が抑えられ、静音性が向上します。
しかし、それでもまだ音が気になる場合には、吸音材を使用することで、さらに静音効果を高めることができます。
また、静音性を向上させるためには、適切な場所に吸音材を取り付けることが重要です。
具体的には、防振材を配置したドアのアウターパネルや内張りの余分な空洞、スピーカーの背面などが効果的な取り付け場所です。
バッフル効果による疑似的なスピーカーボックス化
バッフル効果とは、ドアのサービスホールを塞ぐことで、スピーカーの前後の音が互いに打ち消し合わないようにする効果です。
デッドニング材を使ってサービスホールを埋めることで、このバッフル効果を得ることができ、スピーカーを疑似的にボックス化できるメリットがあります。
スピーカー周りの密閉性が低いと、音が外に漏れて音質が悪化します。
しかし、疑似スピーカーボックス化することで、車内の音の密閉性が向上し、音質を改善することが可能です。これにより、低音も車内に響きやすくなり、重厚なサウンドを楽しむことができます。
主なデッドニングの施工箇所
デッドニングの施工が行える主な箇所は以下のとおりです。
- ドアデッドニング
- ルーフデッドニング
- フロアデッドニング
- ラゲッジスペースデッドニング
- タイヤハウスデッドニング
- アンダーデッドニング
ここからは、各箇所の施工内容や得られる効果について解説します。
ドアデッドニング
ドアデッドニングは、ドアの内部に施工を施す作業です。この作業を行うことで、次のような効果を得ることができます。
- スピーカーからの音が効きやすくなる
- 外から侵入する騒音を防げる
- タイヤと路面の摩擦で生じる振動を軽減する
ドアの内部は、軽量化のために薄い鉄板が使われ、多くの穴が開いています。
デッドニング材を使用してこれらの隙間を埋めることで、スピーカーの音が反射しやすくなり、音質が向上します。
また、外部からの騒音も遮断することが可能です。さらに、タイヤと路面の摩擦による振動も吸収されるため、車内のロードノイズも軽減されるでしょう。
ルーフデッドニング
ルーフデッドニングとは、車の天井部分にデッドニング材を施す作業のことを指します。これにより、以下のような効果が得られます。
- 下から伝わる振動を軽減する
- 雨しぶきの音や振動を軽減する
- 高速走行時の風切り音などの騒音を抑制する
天井の内装を剥がすと鉄板が確認できます。ここをデッドニング材で覆うことで、下からの振動や雨しぶきによる音を抑えることができます。
静音性を高めるためには、制振材と吸音材を併用するのがおすすめです。
まず制振材を貼り、その上に吸音材を重ねることで、車外からの音を吸収し、風切り音などを軽減する効果が期待できます。
フロアデッドニング
フロアデッドニングとは、車の床部分に防音・振動対策を施すことを指します。その主な効果は以下のとおりです。
- タイヤと路面の摩擦で生じる振動を軽減する
- エンジン音やマフラー音などを軽減する
- 車外からの騒音を軽減する
車のフロア部分は、外部からの騒音や振動が直接伝わりやすい部分です。そのため、この部分にデッドニングを施すと高い静音効果が得られます。
具体的には、フロア部分の鉄板をデッドニング材で覆うことで振動が伝わりにくくなり、ロードノイズやエンジン音、マフラー音などの騒音を軽減できます。
また、車外からの騒音の侵入も抑えられます。天井部分と同様に、制振材と吸音材を併用することで、さらに高い静音効果を実現できます。
ラゲッジスペースデッドニング
ラゲッジスペースデッドニングは、荷物を収納するスペースに防音・防振の施工を施すことを指します。この施工には主に以下の効果があります。
- タイヤと路面の摩擦で生じる振動を軽減する
- 高周波のノイズの抑制する
- 車外からの騒音を軽減する
ラゲッジスペースのカバーを開いた鉄板部分に制振材や吸音材を貼ることで、振動や音の伝わりを抑えることができます。
これにより、ロードノイズや外部からの騒音が減り、高周波のノイズも防ぐ効果が期待できます。
ただし、ラゲッジスペースのみの施工ではリアシートの下までカバーできないため、より静音性を高めたい場合は、フロア全体のデッドニングとあわせて施工することをおすすめします。
タイヤハウスデッドニング
タイヤハウスデッドニングは、タイヤ周りに施工を施します。主な効果は以下のとおりです。
- タイヤと路面の摩擦で生じる振動を軽減する
- スピーカー音の音質が改善される
- 車外からの騒音を軽減する
タイヤハウスのカバーを外すと、他の部分と同様に鉄板がむき出しになっており、外部の音が伝わりやすい状態です。
そこで、タイヤハウスの鉄板部分とカバーにデッドニング材を貼り付けることで、ノイズの軽減が可能となります。
特に、タイヤと路面の摩擦で生じるロードノイズを効果的に抑える効果があり、スピーカーの音質も向上するため、低周波帯の音がよりクリアに聞こえるようになります。
アンダーデッドニング
アンダーデッドニングとは、車体をリフトで持ち上げた状態で車の底部に行うデッドニング作業のことです。その主な効果は以下のとおりです。
- タイヤと路面の摩擦で生じる振動を軽減する
- アンダー部分の防錆対策ができる
アンダー部分には、振動を抑える液体のデッドニング材を使用します。これを全体に塗布することで、振動が伝わりにくくなり、ロードノイズが減少します。
さらに、振動抑制材の上に防錆材を塗ることで、振動抑制効果を高めると同時に錆対策も行うことが可能です。
デッドニングを業者に依頼した場合の費用相場一覧表
車いじりが得意ではない場合、業者にデッドニングを依頼するのがおすすめです。業者に依頼する場合、費用が発生します。その相場は以下のとおりです。
施工箇所 |
費用相場 |
フロントドア |
35,000円前後 |
リアドア |
35,000円前後 |
天井 |
75,000円~ |
フロア |
49,000円~ |
ラゲッジスペース |
40,000円~ |
依頼する業者や施工箇所、車種、使用するデッドニング材によって費用は異なるため、上記の金額はあくまで参考程度にお考えください。
費用を抑えたい場合は、複数の業者から見積もりを取って比較検討することをおすすめします。
※費用についてより詳しく知りたい方は、こちらもご覧ください。
→デッドニングの費用はどれくらい?予算別おすすめプラン
デッドニングをDIYした場合の費用相場
簡単な車いじりができる方は、デッドニングをDIYで行うことができ、車の静音化を実現できます。
DIYをするとなると、道具やデッドニング材の購入費が必要です。続いては、DIYでデッドニングをする場合にかかる費用相場を見ていきましょう。
必要な道具を揃えるのに必要な費用
デッドニングをDIYする場合に必要となる道具とその購入費の相場は以下のとおりです。
必要な道具 |
費用相場 |
用途 |
カッター・ハサミ |
450円前後 |
デッドニング材をカットするときに使用 |
内装剥がしツール |
800円前後 |
クリップや内装を外すときに使用 |
ドライバー |
600円前後 |
内装パネルのネジを外すときに使用 |
ラチェット |
1,300円前後 |
内装パネルのナットを外すときに使用 |
マジックペン |
280円前後 |
デッドニング材をカットするときに印を付けるために使用 |
ローラー |
680円前後 |
デッドニング材を貼り付けるときに使用 |
シリコンオフ |
700円前後 |
鉄板部分を洗浄するときに使用 |
これらの道具は、ホームセンターや車用品を扱う量販店で購入できます。
記載された相場を参考にすると、すべての道具を揃えるのに約5,000円かかります。ただし、すでに持っている道具があれば、それを使うことで費用を抑えられます。
デッドニング材にかかる費用
DIYによるデッドニングをするためには、上記の道具と合わせてデッドニング材の購入も必要です。
デッドニング材はホームセンターで入手できるものを使うか、専門の商品を購入するかの二択になります。
ホームセンターで手に入るデッドニング材の費用
ホームセンターで購入できるデッドニング材と費用相場は以下のとおりです。
デッドニング材 |
費用相場 |
高比重制振材 |
2,600円前後 |
防音・防振テープ |
1,200円前後 |
制振吸音材 |
2,000円前後 |
ダンパー |
1,000円前後 |
防音材(フェルトシート) |
1,200円前後 |
デッドニング材とその費用は、車のドアデッドニングを想定しています。一式購入すると約8,000円前後の費用がかかります。
ただし、実際の価格はメーカーや商品、販売店によって異なるため、ここに記載した金額はあくまで目安です。
デッドニング材なら「Deepa」がおすすめ
デッドニング材を購入するなら、カー用品専門店のDeepaがおすすめです。
Deepaは製造工場と直接契約を結んでおり、高品質のデッドニング材を手頃な価格で提供しています。
さらに、製造元の工場と国内倉庫で二重に検品作業を行っているため、品質管理も徹底しています。
もし商品が適合しなかった場合でも、全額返金・返品対応をしているので安心して購入できるでしょう。
Deepaでは、行政法人の研究所で耐震性が実証されたデッドニングシートを取り扱っています。
このシートは使いやすいサイズにカットされており、DIYでも簡単に使用できます。
また、デッドニングに必要なキットが揃ったセットも購入できるので、オンラインショップをぜひチェックしてみてください。
デッドニングをDIYする場合の作業手順
デッドニングをDIYで行うためには、作業手順を把握しておく必要があります。
ここからは、各デッドニングの作業手順をご紹介します。
ドアデッドニングの作業手順
車のドア4枚をデッドニングする手順は以下のとおりです。
- ドライバーやつめ外しなどを使って内装のクリップやネジを外す
- ヘラなどを使い、一点に力が集中しないように注意しながら内装パネルを取り外す
- サービスホールにかかったビニールテープに印を付けてサービスホール部分の型取りをする
- ビニールテープを剥がして、印に沿ってデッドニング材を切り取る
- シリコンオフなどを使って鉄板部分を洗浄する
- 外部の鉄板部分(アウターパネル)に制振材を貼り付けて、ヘラやローラーで圧着させる
- 余分なデッドニング材をカッターなどでカットする
- インナーパネルのサービスホール部分も同様にデッドニング材を貼って圧着させる
- ドアパネルにハサミでカットした吸音材を貼り付ける
- 内装パネルと取り付けて元の状態に戻す
デッドニング材は自分でカットするか、あらかじめカット済みのものを使うことができます。
カット済みのものを使うと作業時間が短縮されますが、自分でカットすれば適切なサイズで貼れるため、より高い効果が期待できます。
ルーフデッドニングの作業手順
ルーフデッドニングの作業手順は以下のとおりです。
- 工具を使ってサンバイザーやルームランプ・ピラーといった天井の内装パーツを取り外す
- 天井を取り外し、シリコンオフやヘラを使って接着剤や簡易的な制振材を剥がす
- 天井の形に合わせてカットした制振材を天井に貼り、ヘラやローラーで圧着させる
- 制振材の上から吸音材や断熱材を貼り付ける
- 取り外した天井や内装パーツを取り付けて元の状態に戻す
天井を外すときは、天井パネルを極端に曲げるとシワができるので注意してください。
また、制振材に重ねるデッドニング材はロードノイズの対策や音質向上が目的なら吸音材、車内の断熱性能を高めたいときは断熱材がおすすめです。
フロアデッドニングの作業手順
フロアデッドニングの作業手順は以下のとおりです。
- つめ外しやドライバーを使ってフロア部分の内装パネルを取り外す
- シートの付け根にあるカバーを工具で外し、ラチェットでネジも外してシートを取り外す
- カーペットを少しずつめくりながら制振材を貼り付けていく
- 制振材の上から吸音材や遮熱材を重ね張りしていく
- 取り外したシートや内装パネルを取り付けて元の状態に戻す
制振材を貼り付ける際、カーペットをすべて取り外すと、元の状態に戻す際に綺麗に仕上がらない可能性があります。
元に戻すのにも時間がかかるため、カーペットを外しきらずに少しずつめくりながら施工するようにしましょう。
また、制振材の上には、ロードノイズの対策と音質を向上させたいときは吸音材を重ね張りするのがおすすめです。アスファルトからの熱やマフラーの熱を軽減したいときは遮熱材で対策しましょう。
ラゲッジスペースデッドニングの作業手順
ラゲッジスペースデッドニングの作業手順は以下のとおりです。
- ラゲッジスペースの荷台を取り外し、詰まれているスペアタイヤや工具を外す
- シリコンオフなどで鉄板部分を洗浄する
- 10cm四方にカットした制振材を鉄板部分に貼り付けていく
- 制振材の上から吸音材や遮熱材を重ね張りしていく
- スペアタイヤや荷台を元の状態に戻す
ラゲッジスペースは他の施工箇所より比較的簡単で、短時間で終わるでしょう。
可能であればトランクゲートにも施工することをおすすめします。他の施工箇所同様に、制振材の上に重ねる吸音材や遮音材は目的に合わせて使い分けましょう。
タイヤハウスデッドニングの作業手順
タイヤハウスデッドニングの作業手順は以下のとおりです。
- ジョッキでホイールを外し、サスペンションを養生テープなどで養生する
- タイヤハウスの鉄板部分に液体タイプの制振材を塗布して、2時間ほど乾燥させる
- 養生を取り外し、ホイールを元に戻す
タイヤハウスデッドニングの場合、リフトやジョッキがないとDIYでの施工は難しいです。
施工自体は簡単ですが、ホイールを外すのが難しいときは業者に依頼しましょう。
アンダーデッドニングの作業手順
アンダーデッドニングの作業手順は以下のとおりです。
- 車体をリフトで上げて、アンダー部分を高圧洗浄機で洗浄する
- 厚み3mmになるぐらいに液体タイプの制振材を塗布して、デッドニング材を貼り付ける
- 8時間以上乾燥させる
- 防錆効果のあるトップコートを塗布して24時間乾燥させる
基本的に液体の制振材やトップコートを塗布するだけなので簡単ですが、車体を上げる必要があるためDIYでは難しいでしょう。
また、制振効果を付与するためには、しっかり乾燥させて硬化させる必要があり、すべての作業が完了するまで時間がかかります。
まとめ:デッドニングによる車の静音化で快適なドライブを実現しよう
今回は、車内の静音化を実現できるデッドニングについてご紹介しました。
走行中に発生するロードノイズやエンジン音は、デッドニングを行うことで軽減できます。
デッドニングを施すことができる箇所はいくつもあり、気になる騒音に合わせて対策を講じましょう。
ドアや天井などのデッドニングはDIYでも可能です。
その際に必要となるデッドニング材を購入する際には、ぜひDeepaをご利用ください。
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